よくある質問

Q.未来地球こども基金について教えてください。
A.対象は、原発200キロ圏内の、母子家庭となります。
提供条件は、大震災をひとつの大きなきっかけとして、生き方そのものを新しく模索をはじめて、リセットして未来の地球に向かいたいと思われる方です。
主な対象は、これから沖縄に引っ越しを考えている方となりますので、中期滞在施設「ゆいまーるの杜」の滞在とは無関係です。
まとめますと、「これまで現地で生活されていて、今から沖縄に移住する母子家庭に提供させていただく支援」となります。


Q.ゆいまーるの杜について教えてください。
A.ゆいまーるの杜は、福島原発200キロ圏内で放射能汚染の不安や恐怖を持つ「妊婦、子供連れの家族」の沖縄までの緊急避難を支援するための 中期滞在施設です。
NPO法人プロミスキーパーズさんのご厚意により運営されています。
現在は、2012年3月末まで活用させていただける「第二次」の滞在支援ですが、前の体制と少し変更があります。

    「第二次」のレスキュー対象エリアは、福島第一原発から200キロ圏内です。
    「第一次」は100キロ圏内でした。青森県〜千葉県の湾岸地区で被災の方を受け入れますのは「第一次」同様です。

    「第二次」の住み込み管理人さんは、ご夫婦と青年です。
    「第一次」は男性一人でした。施設の修繕と管理などを男性管理人がみてくれますのは「第一次」同様です。

    「第二次」の食事準備は、提供食材を使って滞在者さんで協力して作る方式です。
    「第一次」は常駐のコックさんが3食作ってくれました。「第二次」では食材管理やメニュー作成などは女性管理人がみてくれます。

    「第二次」の利用費として、つなぐ光のケア対価が発生します。
    「第二次」はレスキューのケア対価として、大人一人一日500円がかかります。ケア対価以外の、滞在費や食費が無料なのは「第一次」同様です。

    「第二次」の利用期間は、最小2週間〜最大1ヶ月です。
    「第一次」は最大5週間で最小は決まっていませんでした。レジャー旅行者への安宿としての提供をお断りしますのは「第一次」同様です。

なお、「ゆいまーるの杜」は、築30年ほどの木造のペンションですので、古いです。
古いですが、多くのボランティアさんに関わっていただき、大人数で掃除や草刈りをしてきましたし、日常は管理人さんが掃除をしてくれています。
また、退去の際には、滞在者さんが掃除をしてくれています。
以前にはホテルの綺麗さを求めてらっしゃるような方がいて、古いがゆえの部分に苦情をいただきましたが、避難場所としての諸々の背景をご理解いただけますと幸いです。


Q.インターネットは使えますか?

A.ゆいまーるの杜に無線LAN環境を導入済みですので、対応できるノートパソコンなどをご持参くだされば、インターネットへの接続が可能です。
ゆいまーるの杜の敷地は広いので、電波は全体をカバーすることは出来ませんが、皆さんで食事をする共有エリアは問題なく接続ができます。
なお、貸出しできるパソコン設備はありません。

Q.食材は安全ですか?

A.なるべく沖縄県産の食材を仕入れるように業者さんにお願いをしています。
沖縄県産品が調達できない場合は、遠くても「西日本」までの産地で確保するようにお願いしています。
業者さんも理解をして下さっており、これまでも、産地の間違った入荷があった場合に連絡をすると、即座に「西日本」のものに取り換えてくれました。

Q.子どもが食物アレルギーがある場合に対応は可能ですか?

A.各部屋には、厨房設備がありますが、防災の観点から、各部屋での調理はできません。
ただし、共有エリアに巨大なキッチンがありますので、管理人さんと相談のうえ、キッチンを使っていただくことが可能です。

Q.洗濯機(コインランドリー)はいくらで使えますか?

A.洗濯機は共同で3台ほどあり、無料でお使いいただけます。

Q.子供が飽きやすいので、部屋にテレビはありますか?

A.各部屋にはテレビはありません。
共有エリアに地デジ対応のテレビがあるのですが、電波が届きにくく、入らない日も多くあります。
他の滞在者は妊婦さんか子育て家族さんしか居ませんので、毎日、幼稚園の中で暮らしているような状況であり、子供が飽きる気配はありません。
その結果、これまでも、ほとんどの子が退去の際には寂しくて泣きながら帰ります。
目の前には、皮膚を出して思いきり吸い込める空気と、沖縄の豊かな自然がありますので、滞在期間、子供たちに思い切り遊んでいただければと思います。

Q.滞在する部屋は相部屋ですか?

A.お部屋や個室で、各家族単位に、ご入居いただいております。
ですので、相部屋ではありません。

Q.集団生活をしないといけないのですか?

A.ご家族で自由にお過ごしください。
なお、食事の準備は、滞在者さん同士で、交代で担当していただく流れになります。
よって、食事の時間帯および、担当になった際の食事作りの時間は、全体に合わせていただく必要があります。

Q.バスタオルはありますか?

A.タオルなど、日常備品はほぼご提供できますので「2泊3日の旅行程度」の準備で十分だと思います。 必要であれば、後から郵送も可能ですし、本土から子連れでお越しなので、重くない方がベターだと思います。
ちなみに、郵送先の住所は下記となります。

    〒904−0401  沖縄県 国頭郡 恩納村 名嘉真 1765−13
    ゆいまーるの杜 気付
    【ご自身のお名前】宛て
    ※電話:098−967−7229
    ※住所:オキナワケン クニガミグン オンナソン ナカマ



Q.滞在中はどのようにして過ごすのですか?

A.つなぐ光を利用して来る方の6割は移住を検討されて、そして、そのまま移住される方もいます。
よって、滞在中に、どこの地域に移住するのかを探す方が多くいます。
移住しない方は、ゆいまーるの杜の中でこそできる話(放射線の不安など)をされているご様子です。
ほとんどの方が現地で放射線のことを話せないようですので、その話を共有できる相手がいることでお互いにほっとされるようです。
子供たちは、ただ目いっぱい遊んでいます。
時折、小さい子同士でケンカしたり、仲直りしたり、現地の公園に居る状況と同じです。
大人については、311の前までそれぞれで暮らしていた方々を「避難者さん」という単語でくくれるわけではありません。
これまでの生活様式や、概念がみなさん違いますので、まずは、お互いを知っていただき、相性なども感じていただければと思います。
ひとつ言えますのは、これまでに、ゆいまーるの杜から移住された方は、地域がバラバラになった今も、電話や車をつかっての実際の交流がなされているということです。
それは、避難者同士でのみ、現地で怖かった気持ちや、避難してきているご苦労が、本当に分かりあえるからだと感じています。

Q.バスやタクシーで買い物に行けますか?

A.沖縄は縦横無尽にバス路線があり、ほとんどの場所にバスでいけます。
ゆいまーるの杜は、歩いて1キロの場所にバス停があり、散歩を兼ねて利用される方も割といらっしゃいます。 バス停まで、管理人さんに車で乗せていってもらうことも、業務が忙しくない場面では可能だと思います。
タクシーについては、恩納村が都市部ではないので、「流し」のタクシーは居りません。

Q.レンタカーを借りた方がいいですか?

A.ゆいまーるの杜の滞在期間中に物件を探す方はレンタカーを使いますし、リフレッシュする意味からも、かなりの皆さんがレンタカーを借りてらっしゃいます。
ちなみに、ゆいまーるの杜までレンタカーを持ってきてくれる会社があります。
料金も高くないようで、軽自動車であれば、保険込みで1ヶ月3万円〜4万円だそうです。

    まるレンタカー: 098−982−2586



Q.祖父母も一緒に滞在できますか?

A.祖父母様の「ゆいまーるの杜の主旨」をご理解いただけるかどうかによります。
従来は、放射線の保養とおっしゃりながらも、ゆいまーるの杜を、まるで「安宿を使ったレジャーかと思えるように過ごされて」、トラブルになったケースがあります。
他のお母さんたちは、子供の放射能抜きの観点で話をしていますので、もしも、主旨がずれているなら、双方によろしくありません。
現在において、「レジャー旅行者への安宿としての提供はお断りしています」というもの同じ理由です。
逆に、祖父母様ご自身が放射線の不安を持ってらっしゃる場合もあり、そのケースでは、お孫さんともども、滞在いただけることになります。

Q.なぜ2泊3日や4泊5日の滞在はダメなのですか?

A. つなぐ光で使わせていただいている「ゆいまーるの杜」は、短期でも最低2週間の滞在をお願いしています。
チェルノブイリへの架け橋さんなど、先駆者の実感でいえば、最低2週間、放射線の極めて薄いエリアで保養すれば、子供たちの健康回復に貢献できると言われています。
メンタルケアのリフレッシュだけでしたら数日の旅行でもいいと思いますが、細胞レベルの回復には2週間必要との経験則から、つなぐ光でも最低2週間としています。
多くのケースは母子疎開なので、お母さん一人で小さい子を見るのは大変だと思いますが、折角、沖縄に来られるなら、できるだけ長い期間がよろしいのではないかと思います。
もちろん、お母さんにも、ストレスから開放される揺れない大地で、これからの事をリラックスしてお考え下さればと願います。
被災県で元気のなかった子供が、沖縄にきて数日で元気になるのを目撃するお母さんは、そこから真剣に移住を考える場合もあります。
ゆいまーるの杜から退去して被災県にもどって、しばし考えて、再び沖縄に移住されたケースもあります。
是非、子供たちの元気が戻ってゆくことを見て欲しいと願いますし、それこそが「親の元気の素」ではないでしょうか。

Q.航空券はとりあえず片道だけ取ればいいですか?

A. 航空券の手配については、避難者さんに行っていただいております。
沖縄に来るチケットを取得された段階で、ゆいまーるの杜のお部屋を最大1ヶ月確保いたします。
もしも、お帰りの日時が確定されている場合は、最初から取得されている方が、チケット代も安いと思います。

Q.フライトの日は自由に決めていいですか?

A. 事前につなぐ光に確認していただき、ゆいまーるの杜の部屋が十分に空いている状態であれば、フライト&滞在スケジュールは避難者さんのご都合優先で大丈夫です。
お部屋が埋まりかけている状態には、確実に滞在ができる日時のフライトをお願いします。
滞在期間の前や後ろで、どこにも泊まる場所を確保していない無茶なフライトは取らないでください。
また、ゆいまーるの杜はホテル業ではありませんので、「キャンセル待ち」という機能がありません。

Q.飛行機は何時の便を取ったらいいですか?

A. フライトの時間は、ボランティアスタッフさんが空港まで迎えに行って下さります。
安全上、なるべく明るい時間帯がベターです。
夜は運転リスクがあるので、送迎ボランティアさんをお願いできません。(住居によっては帰宅時間が午前0時を回る可能性があります)
よって、夜に到着する便しか取れなかった場合は、申し訳ありませんが、自力で那覇に宿泊いただき、翌朝の送迎とさせていただいております。
また、まれに夜中便で来て空港で仮眠を想定される方がいますが、夜中便は到着次第、空港職員から外に出されてしまいますのでご注意ください。

Q.つなぐ光は統一教会ですか?

A. つなぐ光は、宗教団体が運営している組織ではありません。無宗教・無信仰です。
つなぐ光は、東北から一番遠いけど、この暖かい沖縄で、「避難の為の受け皿を創ろう!」と考えた民間人が立ち上げたプロジェクトです。
我々の見解は「つなぐ光のブログ」のTOPの赤い文字の下に宗教活動ではないことを書いてあります。 直接のURLはこちらです→◇ご回答:「つなぐ光は、宗教なんですか?」
ただし、つなぐ光に不安を持たれているならブログに何を書いてあっても陳腐だと思いますが、怪しいと思われながら支援することは心情的に無理です。
正直な気持ちを申し上げますと、つなぐ光に少しでも不安が残っていらっしゃるのならご利用を見合わせて下さい。
よろしくお願いします。

Q.なぜ沖縄?

A.被災地から遠いので、心配はあるかと思いますが、地震も少なく、気候も暖かい沖縄でゆっくり心を落ち着かせましょう。

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